凄いぞおでんの厚揚げ!厚揚げの魅力と下ごしらえ方法とは?
おでんに厚揚げを入れる意味。
それをしっかり語らせていただきたい!
豆腐の表面を油で揚げたもの...厚揚げ。
全国的におでんに厚揚げを入れる文化はあるようですが、関西から九州の地域では特にメジャーなおでんの具となっているようです。人気おでんの具ランキングのトップ辺りには入ってきませんが、そのすぐ下をいつもキープしている具材。
おでんの厚揚げは「わき役」!?
バカ野郎~! メインレベルだぜ。
ということで、厚揚げの魅力や下ごしらえなど色々語りまとめました。
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厚揚げは下ごしらえが楽!
美味しいおでん作りには、それぞれの具材の「下ごしらえ」が大切だと感じている私。少々面倒ですが各具材それぞれの下処理というものをして、おでんの本鍋に投入することで格段に美味くなります。特に大根・牛すじなどはとても手間がかかります。
その点、厚揚げは下ごしらえがとっても簡単なんです。
<厚揚げの下ごしらえ方法>
・買ってきた厚揚げを切る。
・沸騰したお湯に1~2分くぐらせる。
これだけです。めんどうなら熱湯を回しかけるだけでもいいでしょう。
これは「油抜き」という下ごしらえ。これをしないとどうなるか?!
・おでん出汁が油ギトギトで濁りが出てしまう。
・厚揚げ自体、油のコーティングで味の染み込みを弱める。
ということです。まな板で厚揚げを切っていると感じると思いますが、表面はそうとう油ギッシュです。油抜きをして、しっかり出汁が染み込む状態の厚揚げにしたい訳です。
下ごしらえ・下処理が「らく」というのはおでんの具としては使いやすい。
おでんの「染み込み」をガッツリ楽しめる。
分厚く切った大根のように、厚揚げも大き目の具材。だからこそスープの染み込みを十分に楽しめます。しっかり染み込ませることが出来れば、噛んだときスポンジを絞ったようにスープの味わいがあふれ出てきます。
→ おでんに出汁をしっかり染み込ませる最良の方法はこれだ!
宜しければこちらの記事もご覧ください。
同じ揚げ具材として「さつま揚げ」がありますが、これは染み込ませすぎると、魚のすり身の味がたんぱくになり、あまり煮込まない方が美味しかったりします。染み込ませるというより、旨味をスープに出す要員ですね。
一方 厚揚げは豆腐。ガンガン染み込ませていい。表面を揚げているので崩れの心配もない。染み込みが入れば入るほど美味しい具材となってくれます。
そして私の場合、「染み込み具合を確認する味見」の際に厚揚げを食べます。厚揚げが自分なりの染み込み具合になっていれば、他の具も大丈夫だろう、みたいに基準にしています。色も白いので、外観からも染み込み具合がわかりやすい訳です。
究極にスープを吸った厚揚げ は、大根に負けないおでんメイン具材です!
おでん鍋に厚揚げを入れるタイミング
下ごしらえで油抜きをした厚揚げをいざおでん本鍋に入れる、タイミング。
超初期。 スープを作ったら即投入してもいい具材でしょう。油抜きを施しても多少油分は残る厚揚げだから、初期から入れるのは油の浮きが気になるという点もありますが、
澄んだおでんスープ。
or
味が染み込んだ厚揚げ。
この二つを天秤にかけると、私は後者をとります...!そのためにもしっかり油抜きはしておきたいところです。大根・たまご・こんにゃくなどと共に早い段階で投入し、染み込みを楽しみたい訳です。
おでん厚揚げの切り方
厚揚げのカット方法はもちろんお好みで...といったところですが私の経験上、
四角いおでん鍋 ⇒ 四角にカット。
丸いおでん鍋 ⇒ 三角にカット。
が、鍋への収まりが良さそうです。大量に厚揚げを入れるなら結構な場所を取りますからね。整理整頓したいです。小さ目にカットすればするほど収まりは良くなり、味の染み込みも早くなるところですが、ドンと大き目にカットしての「おでん厚揚げ」を楽しみたいところもある。ジレンマ。
やはり厚揚げの切り方はお好みで自由に...ですね。
厚揚げのカロリー
厚揚げのカロリーは「40g」で「60kcal」ぐらいだそうです。わかりやすく「コンビニおでん厚揚げ」で例えれば、だいたい1個80kcalくらい。そして、たまご1個と同じくらいといったところでしょうか。おでんの具の中では、高カロリーの部類に入ります。このくらいのカロリー数の具材は何品か必要。たまご、肉系の牛すじなどと共に。
そもそもおでんは低カロリーすぎる具材が多い。大根1個・こんにゃく1個なんて10kcalにも満たない1けたkcalです。
ある程度の熱量(カロリー)がないと料理として成り立たない。おでんに食べ応え要員の具は必要ですよね。わが家には育ち盛りの子供がいるということで、厚揚げはガンガン入れます。豆腐なので栄養素も高い。そして安い...!
おでんには木綿厚揚げ?絹ごし厚揚げ?
厚揚げにも 木綿 と 絹ごし があります。木綿厚揚げは、ざらっとした感触からもわかるように、おでんの出汁は染み込みやくなります。絹ごし厚揚げは、つるっとしていて、出汁は木綿ほど染み込みません。
一般的におでんの厚揚げで使われるのは「木綿の厚揚げ」のようです。私も木綿厚揚げの方が好きです。
おでん厚揚げは断然木綿!
と言い切りたいところですが、絹ごし厚揚げにも注目があるようです。
長時間煮込んでもツルツル、プリプリした食感は独特なもので、女性や子供では絹ごし厚揚げの人気もあるようです。
いや~でもやっぱり、おでんの厚揚げは木綿で楽しみたいッ...!これもまた好みですね。
ネットで買えるこだわり厚揚げ!
厚揚げはどこのスーパーでも売っていて、更に「質量」の割に価格も安価。とても使いやすく食べ応えがあり、コストパフォーマンスの高い食材のひとつ。
ただ、世の中には様々な厚揚げが存在する訳です。
▼ オシャレすぎる厚揚げ。
長崎県の老舗豆腐店が手がける「マメストロ」というフードブランドの厚揚げ。SOFT KAKOMI 囲。絹厚揚げです。肉の代わりになる厚揚げ!と押しており、煮物・ステーキなど様々なお料理で楽しめるとのこと。パッケージはスイーツの様。
▼ 昭和職人の手作り厚揚げ。
乳化剤などの添加物を使わず、国産大豆100%と天然にがりだけで仕上げる昔ながらの製法にこだわる豆腐屋の厚揚げ。子供にも安全で美味しい豆腐を食べさせたい!というモットーもあるようです。兵庫県尼崎市豆腐職人の昔ながらのほんもの豆腐の厚揚げです。
▼ 沖縄しまとうふの厚揚げ。
しまとうふは、沖縄で作られる豆腐で、特徴を簡単に言えば「固い豆腐」といったところでしょうか。ゴーヤチャンプルの豆腐。なるほど、炒め物でも使いやすい訳ですね。そんな強めの豆腐の厚揚げです。しまとうふはガッツリ味を染み込ませたいおでん向きかもしれない!
一概に厚揚げといっても全国には様々な厚揚げが存在するわけです。厚揚げの魅力はスーパーだけには留まらないかもッ!
おわりに
おでん厚揚げの魅力、散々語らせていただきました。大根・こんにゃく・たまごなど、庶民的な具材が醍醐味となる「おでん」という料理。そこに厚揚げも確実に入ってきます。「扱いやすい」「染み込みが楽しめる」「安価」などのメリットの他に、普通の豆腐よりもカロリーは上がるけど「栄養素」は高いようです。そして何よりも厚揚げは美味しい。子供も大人も楽しめる食材。まさに おでん向き です!
ちなみになんですが、厚揚げにめいいっぱい染み込ませる「つゆ・だし」はやっぱり美味しいものがイイ!という方におススメの家庭で味わえる本格市販だしがあります。
▼久原本家「茅乃舎」のおでん専用だし!
あごだしベースのだし。「くばらあごだしスープ」とはCMでもよく耳にする。そんな久原本家を母体とした茅乃舎というだしは市販としても結構有名。しかもおでん専用的な商品。実際に購入して試してみました。
→ 市販本格おでん専用だし「茅乃舎」やばい。
この記事で徹底リポートしてます!宜しければご覧下さい。
この「茅乃舎 おでんのだしとつゆ」の特徴は、粉末パックだし・昆布スープ・仕上の鰹スープの3段階で味付けをするというシステム。
ハイクオリティな市販だしです。スープ作りが面倒な方は試してみて下さい。めちゃくちゃ美味しくて、厚揚げの醍醐味もガッツリ楽しめると思います。
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