いろいろある!ガラスの種類
世の中にはいろいろな所にいろいろなガラスが使われています。お家には窓ガラス。台所にはコップなどの食器。リビングにはおしゃれなガラスのテーブル。鏡。車の窓ガラス。身の回りをちょっと見まわすだけで、「ガラス」というものが目に入ってきます。
そんないろんなガラスについて、少しだけ調べてみました。よろしければご覧になってください!
耐熱ガラス
耐熱ガラスとは、普通のガラスと比べ、急激な温度の変化にもたえることができるガラスです。熱膨張率を下げることにより、このような特徴のガラスができます。キッチン用品にもよく使われており、電子レンジで調理可能な保存容器や、温かいものを飲む マグカップ、急須やティーポットなどにも使われています。
あと、化学の実験などに使用されるビーカーなどにも使われています。
フロートガラス
フロートガラスとは、みなさまが一番よく目にする一般的な「普通」のガラスです。ソーダ石灰ガラスとも呼ばれています。このガラスは加工もしやすいようなので、ガラスを削る作業にもオススメと言えるでしょう。
強化ガラス
強化ガラスとは、フロートガラスを加熱し、冷却するという作業をほどこすことによって出来た強度のあるガラスです。フロートガラスの3~5倍程度の強度です。ガラス表面が圧縮されています。割れ方も、つぶ状になって割れるという特性があるため、普通のガラスよりも安全です。そのため車に使われていたり、学校などの施設にも多く使われています。
すりガラス
すりガラスとは、ガラス表面に こまかな傷を付けるという加工をほどこしたガラスです。その為 汚れなどは付きやすいそうです。視線をさえぎりたいシーンでよく使われます。視線を遮りつつも、ふんわりとした光を通します。
色ガラス
色ガラスとは、その名の通り 色のついたガラスです。マンガンやネオジウム、クロムなどの金属の酸化物を使って着色します。ただ単につけたい色の着色料を入れるという単純なものではなさそうです。
クリスタルガラス
クリスタルガラスとは、酸化鉛というものを含んだガラスです。酸化鉛を混ぜることによって、透明度や光の輝きがぐーんと上がります。多く混ぜることによって、その度合いも上がり、美しく高価なものとなるようです。酸化鉛の含有量の違いによって、クリスタルガラスの名称も変わっていきます。酸化鉛30%以上で「フルレッドクリスタル」。酸化鉛24%以上で「レッドクリスタル」。酸化鉛24%以下で「セミレッドクリスタル」などなど。他に様々な定義があるようですが、どうやら、酸化鉛というものが、ガラスのレベルを上げているようです。
ちなみに有名な「スワロフスキークリスタルガラス」は、酸化鉛32%以上らしいです。
そして、クリスタルガラスは、グラスリッツェンなど、ガラスを彫刻するには、とても柔らかめで、削りやすいようです。出来あがりの輝きも、他のガラスよりも美しいものとなるようです。
以上、一般的によく耳にするガラスについて、ざっとですがまとめてみました。この他にも、もっと多種多様なガラスの種類が世の中には存在します。ガラス製造工場は、あらゆる加工を施し、あらゆる用途に対応できるものをつくっているんですね。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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