布タイヤチェーンは積雪が少ない地域で常備するにはうってつけ!
私の住む地域では積雪が1年に一回か二回あるかなといった程度。スタッドレスタイヤに切り替える文化もないわけです。タイヤチェーンも持っていない人がほとんどでしょう。
ただ最近、ノーマルタイヤで積雪や凍結の道路を走る機会が立て続けにあり、渋滞&ひやひや運転を経験。かなり怖いです。更に山道を走らなければいけない用件もあり、タイヤチェーンは持っておこう。ということで色々探してみました。使うか使わないかわからないタイヤチェーンにお金はかけたくないな~と思いながら。
でッ!目に留まったもの。
布のタイヤチェーン!?
なんだこれは?価格帯も安価。装着も簡単そう。これにしよう。
購入した布のタイヤチェーン。どんなものなのか。実際雪道を走った感想。徹底レポートします。
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目次
・布のタイヤチェーンって何?
・購入した布タイヤチェーンはこれ。
・布タイヤチェーンの付け方
・布タイヤチェーンで雪道を走った感想。
・布製タイヤチェーンまとめ
布のタイヤチェーンって何?
タイヤチェーンといえば。
金属製の鎖のようなもの。
金属ではないゴムや樹脂タイプのもの。
ジャッキアップが必要なもの、不要なもの。
このような特徴と価格帯でチェーン選びを行うのが主流と思っていましたが...
布チェーン というものが最近ではあるようなんですね。
布という素材がスリップの原因となる水を吸収するというシステムで滑りを抑えるようです。そして布チェーンは大きなシャンプーハットのような形状で、それをタイヤにかぶせるだけという簡単装着も魅力のひとつ。ジャッキアップは必要ありません。耐久性はあまりないようですが、積雪が少ない地域での常備品としてはうってつけのタイヤチェーンなのでは?!と思い...
実際に購入した次第です。
購入した布タイヤチェーンはこれ。
布タイヤチェーンも色々とありまして、購入した布チェーンはこのような商品です。
念のための常備品として購入するので、とにかく価格の安さ重視でこちらをチョイスしました。タイヤチェーンがこんな値段で買えちゃうの?!ってくらいのお値段です。
さあ、取り付けてみましょう。 いざ本番で寒い中モタモタしたくないので、雪は降っていないのですが、練習として装着だけしてみようと思います。
布タイヤチェーンの付け方
・取付前に商品のチェック。
これが実際購入したの商品。「スノーソックス」という布タイヤチェーンです。
このようなバッグに入っています。縦横30cmもないコンパクトサイズに驚きました。
チャックを開けて中身はこう。
小さく折りたたまれた布タイヤチェーンが2つと作業用の軍手が付属しています。
折りたたまれた布タイヤチェーン。
それを広げる。
大きなシャンプーハットのような形状です。そして布製といってもゴワゴワした感触で重量感があります。
路面に接する部分の布のアップ写真。
その裏側のアップ写真。
確かに織り込んで作られた「布製」ですが、身近によくある布製品ではなく、重圧感のあるもの。布製のタイヤチェーンなんて大丈夫かという心配が少し和らぎました。
取付手順が記されているので、これに従って装着してみます!
・取付開始。
よくある軽自動車です。前輪2か所に装着します。
①タイヤの上半分に布チェーンをかぶせる。
解りにくい写真ですが、上半分に被せた状態。どこまできっちりかぶせるのかは解らない。とりあえず「かぶせられるところまでかぶせました」という状態。そして、結構なゴムの強度で、多少「力」をかけないといけません。女性でも大丈夫なレベルですが、力いらずという訳ではないかな。
②タイヤを半回転移動する。
車に乗り、ほんの少し前に移動してタイヤを半回転させます。このさじ加減はやってみないとわからないところ。実際1回転させたり戻しすぎたり...。何度か試みて半回転状態になりました。半回転は本当にほんの少しです。
③残りの部分を被せる。
最初に被せた部分が下に行き、残りの部分被せます...。なんとなくこうなることは予想していた。ズレズレです。上部を被せるときも半信半疑だったし。ただ、ズレていてもタイヤを回すニュアンスで少し走らせると「ズレが修正される」ようなんですね。本当かな?
④ゆっくり20~30m車を動かす。
おお凄い!ズレが修正され中心部が中心部になってる。こういうことか。このままちょっと走りたい気分ですが、積雪のないアスファルトでは商品が傷むということなので、ここまで。
⑤取り外し
取り外しは、がばっと上からめくりはずし...
車を前方に移動させるだけです。
・布タイヤチェーン取付の感想。
被せるときにぐっと力を入れなければいけませんが、女性でも問題なくできる力加減でしょう。少々雑に被せても少し走行すればシックリと馴染み、装着されるという特徴はいいですね。そして「大きなひと手間」となるジャッキアップが必要ないので、取付作業はグンと楽になります。ゴムが結構きついな~、ズレてるけど大丈夫なの~、なんて色々心配しながらの装着作業でしたが、結局簡単にしっかり装着できた!といった印象です。実際急な積雪時はかなりテンパるので、一度装着してみることをおすすめします。
布タイヤチェーンの取り付け方のノウハウは理解できました。小さなバッグに収め、車内の隅に常備しておきます。これでかなり安心です。積雪になる日がちょっと楽しみ...試したい。そんな心持。
そこでッ! さっそく来ちゃいました、使う時が。
布タイヤチェーンで雪道を走った感想。
積雪がめったにない地域でも、最近その頻度が増えてきている気がします。年々の気象の変化というものもあるのでしょうか?
早朝で車を出さないといけないときに、積雪&凍結があるような道路を走らなければならないという状況がきました。ここで!布タイヤチェーンの出番。練習通りにサクッと装着。
・走ってみた感想
自分はノーマルタイヤで積雪を走りハンドルを取られたり軽くスリップした経験が何度かあるので、雪道はかなりビビります。もちろん普段より速度を落としての安全運転。
おお!普通に走行している感じ。右折左折、大きなカーブ、坂道。ここは滑りそうってところも普通に走行。前後に車がいないところで、試しにキュッとブレーキを踏んでみてもしっかり止まってくれる。
積雪の状況にもよると思いますが、かなりの安心感は得られました。ガタガタなる振動や音も全くないのもイイです。
ただ。積雪がなくなったアスファルトをそのまま長時間走行してしまい...ボロボロになってしまいました。やはり積雪がなくなったら直ちに取り外さないといけないようです。チェーンというモノとしての耐久力は他のチェーンと比べ劣るという訳です。
まさかこんなに早く使う時が来るとは思いませんでしたが、布タイヤチェーンを使用して、積雪が少ない地域での「応急処置用」としては十分だと感じました。車に常備しておけば、頼もしい商品です。
今回使用した布タイヤチェーンは価格重視で購入したものですが、布製タイヤチェーンとして有名商品としては「AutoSock(オートソック)」という商品のようです。
価格は私が購入したものより高いですが、チェーン規制適合など何やら更なる安心感がうかがえるチェーンのよう。ご興味のある方は観覧してみて下さい。
布製タイヤチェーンまとめ
ズバリ。これは持っておきたいと思いました。車に常備しておくだけでかなりの安心感。突然の大雪での積雪でも大丈夫だ!という優越感もあります。ただ、事前に取付のノウハウを知っておくことをお勧めします。私の布タイヤチェーンはアスファルトをガンガン走ってしまいボロボロなので、買いなおして再度常備しておこうと思います。
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