大人の5分は子供にとっては何分!?子供の待ち時間というものについて。
子供がいる家庭では生活のシーンでよくあること。「子供の待ち時間」。
外食の時、病院の待ち時間、親の用事に子供を連れていくときなど、こどもを待たせる時間というのは結構あります。
これが以外と大変だったりします。ゴソゴソ動きまわったり、ぐずったり・・・。イライラしてよく怒ってしまいます。
しかし、ふと、こういうことを考えます。
子供の体感する時間と、親の体感する時間というものは、果たしてどれぐらいちがうのだろうか?
よく、年を取っていくにつれて、一年間が早く感じると言います。自分も切にそう感じます。小学生の時の一年間、学生の時の一年間、大人になっての一年間、そして、今現在の一年間。年を重ねるごとに、一年が終わるのを早く感じます。私の父親は、「ついこの間紅白見たばかりなのに、また始まるのか。」と、毎年言ってます。
確かに、そうですよね。生きてきた時間(年齢)分の1(年)という数値は、年齢が増えるほど、小さくなっていきます。つまり、その人にとって一年という時間が短いものに感じていく訳です。
そこで仮に、三歳の子供がいたとすると、3分の1。その親が30歳だったとすると、30分の1。一年間の体感時間の差は10倍!となります。あくまでも単純計算ですが、私は実際にこれくらいあるのではと、考えています。
この考え方で、一年間という長い期間ではなく、「5分」という時間で考察してみるとどうでしょう。
上の例のように親と子の年の差の倍率が10倍とすると、親にとっての5分が、子供にとっては50分!となります。こうやって考えると、「ちょっと待ってて。」子供にしたらちょとどころではありません。
私には二人の子供がいて、親との年齢差は、上の子が6~7倍、下の子が12~13倍です。子供の待ち時間や、ちょっと留守番をさせる時間などを考えるときに、この事を頭にいれて、大雑把によく掛け算をしています。正解かどうかは解りませんが、じっとしていられない子供を見ても、しょうがないよな、という気持ちになれます。少しだけ・・・。もちろん人に迷惑を掛けるようなことをしたときは許しませんが。
それと、この、「自分と子供の年齢の倍率を時間にかける」という考え方で、色々と納得できることもあります。
以下でその納得できる事柄をまとめてみました。
子供の待ち時間。じっとしていられないことに納得!
※親と子の年齢差が10倍として考えています。
これは、上記にも書いたことですが、子供をちょっと5分待たせることも、大人の体感時間として、50分待たせることになるわけです。さすがにそこまではないだろうと思えますが、いやいやそうでもありません。
大人が何かを50分待つことを考えると、まず、タバコを吸う人は2~3本くらいは吸いに行くでしょう。そしてその場所にずっといるわけでもなく、あちこちウロウロするでしょう。携帯・スマホなどを見たり、自動販売機で飲み物を買ったり。色々なことをせずにはいられません。
そこで、その50分をギュッと5分に凝縮させて見て下さい。
ほらっ!!子供の5分間の行動とそっくり。とにかく色々なことをせずにはいられないという感じ。
たった5分でも、「大人しくじっとしておきなさい。」というのは、結構、酷な命令なのかもしれませんね。
大人で考えると、50分何もしないでじっとしていなければならない場合は、もう寝るしかありません。
どんなに仲の良いイトコでも久々会うとモジモジする事に納得!
イトコ同士というものは本当に仲のいいものです。泊りで遊ぶことが多いので、お風呂に入ったり、夜まで遊んだり、一緒に寝たり。普通の友達とは少し違う感覚の「仲の良さ」というものがあります。
しかし、すこし間をあけ、久しぶりに会うとなると、お互いモジモジして、また仲良くなるまでに少々時間がかかります。あるあるな事です。
当然です。一年間会わなければ、10年ぶりの再会です!大人でも仲の良かった友達と10年ぶりに会うとなれば、少しモジモジしてしまうでしょう。
昨日あったことを聞いてもスラッと答えない事に納得!
これは、私の上の子の事なのですが、私はよく「昨日幼稚園でどんなことをしたの?」など、いちいち聞きたがっちゃうんですよね。あまり大きくなってからは色々と聞かないようにした方が良いかもしれませんが、幼稚園のうちはイイかって感じで。
でも子供は、あまり答えがらないんですよね。「えー、よくわからない。」みたいな感じで。最初は、幼稚園であったことを話すのがいやなのかな?なんて思っていましたが、そうではなく、思い出すのが面倒なんです。上の子との年齢の差は6~7倍。昨日=1日前ということは、一週間前の事を思い出して話すことになります。確かにめんどくさいですね。何か特別な事をした日ならまだしも、日頃の近状なんか聞かれても。幼稚園が終わって「すぐ」には、何やらいろいろとあったことを嫁に話しているようですし。大人でも一週間前の何事もない近状を聞かれても「えー、よくわからない。」ってなることでしょう。
以上のように、自分と子供の年齢の倍率を時間にかけて考えると、つじつまが合う事がいろいろと見つかります。結構な極論かもしれませんが、このような事を頭に入れておくと、少しだけ、子供にやさしくなれるような気がします。
そしてその、子供にとっては長~い待ち時間。私たちがよくさせている事は・・・。
タブレットでゲームや動画を見せる!
子供の待ち時間には、タブレットを使っています・・・。子供に頻繁にゲームをさせたり、動画を見せたりすることは、あまり良くないような気もしますし、子供をおとなしくさせる方法としては、罪悪感もあります。
しかし、そんな事どうでもよくなってしまうぐらい効果があるんですよね。大人しくしてくれます。スーパーで食材などの買い物をするときも、以前は、店内に連れて行けば、走り回って迷惑だし、私と子供で車の中で待っていれば、狭い車内で暴れまくって大変でしたが、タブレットを持っていけば、車内で、子供はタブレット、私はスマホ、嫁はゆっくりお買い物。とっても穏やかな時間となりました。会話がないのはいかがなものか、という感じですが・・・。
更に、ゲームの種類も、動画も、限りなくありますので、飽きることもありません。ゲームといっても「知育」的なものもたくさんあり、子供もよくやっています。
このような理由で、やっぱり頼っちゃいます、「タブレット」。始めは、私たちのスマホを見せたりしていたのですが、いろいろいじられると面倒、ということで、ほぼ子供たち専用という形で、タブレットを買いました。贅沢かな~とは思いましたが、これだけ使えるアイテムだとは思いませんでした!
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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