銅製の卵焼き器で、卵焼きがびっくりするほど美味しくなる!
銅製のフライパンや鍋というものは一般のご家庭ではあまりなじみのない調理用具です。よくプロの厨房などでは見かけたりしますよね。しかし最近では一般の人も銅製の調理器具に目を向けているようです。銅の調理器具は昔から使われております。銅製フライパンなどのメリットというものが見直されてきているのでしょうか。
そんな中、「銅製の卵焼き機器」を使えば、お店のようなふわふわな卵焼きが出来る。なんてよく耳にします。簡単なようで難しい卵焼き。自分でもびっくりするような卵焼きを作ってみたいですよね。
銅製の卵焼き器を使うとなぜおいしくなるのか、その理由について自分なりに考えてみました。
銅の熱伝導率がすごい!
銅製品の調理器具の一番のメリットは、「熱伝導率」です。この熱伝導率が優れているので、銅のフライパンや、銅の鍋などの調理器具は評価が高いのです。
一般に調理器具として使われている材質の「熱伝導率の高い順」はこちらです。
銅>アルミニウム>鉄>ステンレス、チタン>陶器>ガラス
ステンレスとチタンは、ほぼ同じぐらいと考えてよいでしょう。よく使われている調理器具としては、銅の熱伝導率が一番です。数値的なものから見ても、ダントツのようです。
ちなみに、銅よりも、熱伝導率が高い金属で、「銀」があります。しかし、銀は調理器具として使用するにはとても高価すぎるので、一般的ではありません。
熱伝導率が良いということは、フライパンや鍋に、熱をまんべんなく均一に広げてくれます。ムラなく熱を伝えることが出来るということですね。これは、料理にはとっても大切なことなんですよね。時間勝負の料理には、特に言えることだと思います。
いっぽう、熱伝導率が低いものは、ゆっくりと温まり、ゆっくりと冷めていくわけです。保温性が優れており、鍋料理や煮物には、最適な材質となります。
それぞれ長所短所があるわけですね。お料理によって鍋やフライパンを使い分けることは大切なんですね。
そこで、「卵焼き」! 超がつくほどの時間勝負料理です。
次の項目で、卵焼きという料理について書いてみました。
結局、美味しい卵焼きの焼き方って?
美味しい卵焼きの作り方をいろいろ調べてみました。
その調理方法は本当に様々なものがありました。昔からの基本的な作り方や、裏技的な作り方、巻き方など、あらゆる角度から卵焼きレシピというものが紹介されているんだなぁ、と思いました。
弱火で焦がさないように・・・。
強火で卵液を多めに入れて・・・。
二度目に卵液を入れるタイミング・・・。
油の使い方・・・。
火加減調整・・・。
情報がありすぎて、逆にわけがわからなくなりました。
しかし、私なりに、美味しい卵焼きの作り方のキモとなる3つのポイントが見えてきました。
①焦がさない。
②焼き方を均一にする。
③フライパンをしっかり熱し、気泡をつくる。
まず、①の焦がさない。
やはり卵焼きは焦げると、ボソボソ感が出てしまいます。卵焼きの失敗例の王道です。ジューシーなものが出来ません。人それぞれ、好みというものもありますが、黒っぽい卵焼きよりも、黄色いつやつやの卵焼きを作り上げてみたいものです。
次に、②の焼き方を均一にする。
どんな料理でも、「食材に均一に火を通すことで、美味しく仕上がる」というフレーズをよく目にします。そして、卵焼きの場合は、こんな意味もあるのでは。
焼き方が均一に「ならない」ということは、まだまだ引っ繰り返せる段階ではないのに、ある部分は焦げ始めている・・・⇒焦げが発生!
一方、流し込んだ卵が、均一な状態に「なる」ということは、焦がさずきれいに巻けていける。そいう解釈が出来ます(私なりの解釈ですが)。あと、見栄えもきれいになりますし、食べた時の口当たりも上品なものになります。微妙な火加減というものが必要になってきそうです。
最後に③のフライパンをしっかり熱し、気泡をつくる。
しっかりと高温で熱することによって、卵を入れた時に気泡が出来ます。これにより、ふわふわの卵焼きが出来ます。たいてい卵焼きを作るときは、焦げるのを警戒して、弱い火で、様子を見ながら慎重に慎重に、といった感じです。「焦がさない」というキーワードが常に頭の中にありますから。しかしこれでは、気泡が生まれず、ふわふわ感が出ないのですね。
このように、3つのポイントをまとめてみたのですが、焦がさないようにし、均一に火を通し、更に高温状態にもしないといけない・・・。
・・・気づいたこと。
火加減が神がかり的に難しい!難しいというか、この3つのポイントをすべて満たせる火の調整の仕方は、果たしてあるのか?
一般的な家庭のコンロの火力、一般的なフライパンでは、熱が伝わるタイムラグもありますし、プロのような本格的な卵焼きを完璧に作るのは、かなり難しいことなのかなぁ~、なんて思いました。
だからあるんです!「銅製の卵焼き器」というものが。
熱伝導率が優れている銅の卵焼き器なら、プロのような卵焼きが出来る、その可能性について更に次の項目で書いてみました。
銅製の卵焼き器で美味しくなる理由
まず、前述でも記したように、銅という金属は、熱伝導率が大変優れています。家庭用のコンロの火力でも、すぐに均一に卵液に熱を通してくれます。火力調整も弱火から中火程度でも十分です。焦がさずに、コンスタントに巻いていけるという感じでしょうか。(熱はしっかり伝わっていくので、ボーっとしてたら、もちろん焦げますが。)
熱が伝わるタイムラグが少なく、新たな卵液を入れても、いちいち温度が下がりません。細かな火加減のコントロールというものも、他の金属の卵焼き器のように神経質になることはありません。さくさくと巻いていけるわけです。これも熱伝導率が高いおかげです。飲食店のびっくりするような火力のコンロでなくても良いわけです。
そして、「卵液を入れても温度が下がらない」ことにより、卵焼きをふわふわにするポイントとなる気泡も生み出してくれます。
卵焼きを焦がさず、均一に焼き上げ、気泡もつくる。銅製の卵焼き器なら、これらがすべて出来るというわけです。熱伝導率恐るべしと言ったところでしょうか。
しかし、「銅製の卵焼き器を使えば、誰でも簡単に失敗知らず!」というものではありません。焦がさないように手際良く巻きあげないといけませんし、道具のメンテナンスというものも、他のフライパンに比べると、慣れないうちは少々面倒です。まさに上級者向けのフライパンと言えるでしょう。それを使いこなせた先には、プロに負けない、お店のような美味しい卵焼きが作れるようになるんです!
銅製のフライパンや鍋が一般家庭になじみが薄い理由
銅製の卵焼き器、フライパンや鍋というものは、とても高性能です。何度も言いますが、熱伝導率が素晴らしく、他の金属では造りだせない美味しいお料理が、可能となります。
しかし、一般の家庭で、このような銅製のフライパンなどを使っている方は、あまりいないと思います。ホームセンターなどでも、銅製のフライパンは、他と比べて、そんなに目にしません。
なぜ、銅製は、世の中に、はびこらないのか・・・。
やはり、扱いが少し難しいということ。鉄などもそうですが、新品のものには、「油ならし」などの作業が必要となってきます。そのまま使うと、「くっつき」「焦げ」に悩まされます。更に、食材に触れる内側は、洗剤を使わずに、軟らかいスポンジで汚れを落とす程度にしたり、使い終わりは、油を薄く塗っておくなど、メンテナンスには気を使わないといけないようです。
そしてもうひとつ。お値段が高いということ。いろんな素材のいろんなフライパン。もちろん価格帯は、幅広いですが、銅製となると一気に値段が跳ね上がります。使い慣れない物に、さらに高価となると、なかなか目がいかない、というのが現状でしょう。
しかし! 銅製のフライパンに興味を持たれている方なら、もうお分かりでしょうが、少しの手間と技術を身につけさえすれば、銅の素晴らしさを体感できるわけです。
安価なフライパンは、使えば使うほど、「使いにくくなる」。銅製は、使えば使うほど、「使いやすくなる」。そして一生ものとなります。
フライパンを育てる!とても楽しいことだと思います。ハードルが高ければ、まずは、小さめの卵焼き器から試すというのもいいかもしれませんね。
熟練の技でつくられた燕市の銅製卵焼き器
「ものづくりのまち」としてにぎわいを見せる新潟県燕市。燕市は世界でも有数な金属加工業の盛んな街です。こちらの銅製の卵焼き器は、そんな燕市で生まれました。熟練された高い技術を持つ職人さんが、一つ一つ丁寧に造り上げた、確かな品質の銅製卵焼き器です。
アサヒ 銅製卵焼き器 18cm(木蓋付き)
販売価格:8,000円(税込)送料無料
18cm の正方形です。
木蓋は、卵焼きの形をきれいに整えたり、崩さずに取り出したりと、卵焼きの見栄えを良くするのに便利です。
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アサヒ 銅製卵焼き器 15cm
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アサヒ 銅製卵焼き器 12cm
販売価格:4,200円(税込)
12cm の正方形です。
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アサヒ 銅製卵焼き器 10×15cm
販売価格:4,200円(税込)
10×15cm の長方形です。
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ちなみに、正方形のものは「関東型」、長方形のものは「関西型」と言われるそうです。
銅製の卵焼き器で、ふわふわの卵焼きづくりにチャレンジしてみてください!
おわりに
卵焼きというお料理は、いつでも冷蔵庫に入っている卵で、いつでも短時間で作れるおかずです。日々の食卓に並んだり、お弁当に入れたりと、食べる機会の多いお料理の一つです。嫌いな人もあまりいませんしね。
そんな卵焼きだからこそ、上手に作る価値があると言うものです。
銅製でしか味わえないふわふわの卵焼き、チャレンジしてみてはいかがでしょうか!
最後までお付き合いありがとうございました。
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