ズバリまとめます!熊本ラーメンの特徴!
全国に数あるご当地ラーメン。そんな中「熊本ラーメン」というラーメンに注目します!
「九州ラーメン」とひとくくりには出来ないほど、九州には地域ごとに違う特徴のラーメンが存在します。豚骨ラーメンが主流ですが、各地域めざす美味しさは違っている訳です。
そして、熊本ラーメンは九州のラーメンの中でも「特徴」というものがしっかり出ているラーメンの一つ。ご当地色を感じるラーメン、イイですね~!
それでは、熊本ラーメンの特徴について整理してみます!
熊本ラーメンのスープ
スープは豚骨です。大きく分類すれば「豚骨ラーメン」となります。しかし、普通の豚骨ラーメンよりもマイルド・まろやかな味わいになっています。ガツンとくる豚骨臭も控えめなスープ。豚骨ラーメンが苦手な人でも大丈夫なラーメンといったところでしょうか。
本来、豚骨スープで使うブタの骨の部位は「ひざの関節部分」が主流。ゲンコツと呼ばれています。確かによく耳にします。でも熊本ラーメンでは、げんこつを使わずブタの「頭の骨」だけでスープを作るお店が多いそうです。豚頭骨という名称です。豚頭骨を使うことによって、上品で柔らかいスープが出来るそうなんですね~。それにプラス鶏ガラも加えることも熊本ラーメンスープの特徴です。このような過程でマイルド豚骨スープが出来るようです。
熊本ラーメンの香味油
熊本ラーメンで最も特徴的なもの。焦がしにんにく油(マー油)です。ラーメンの香味油として真っ黒な油がスープ表面に垂らされています。ニンニクを揚げた「ニンニクチップ」がかけられている場合もあります。
焦がしにんにく油、通称マー油とは、ニンニクをブタの背油・ラード・ゴマ油などの油で揚げる、もしくは炒め、すり鉢などでつぶして作ります。焦げ具合を段階別に分けそれらを一緒にして混ぜ合わせます。そうすることにより複雑で奥深い焦がしにんにく油が完成するようです。実際の作り方は様々だと思いますが。結構手間がかかるんですね。
焦がした香ばしいニンニクの「コク」とニンニク本来の「まろやかさ」が同時に味わえる絶妙な香味油です。そしてこれがまたッ!マイルドな熊本ラーメンのスープにマッチするわけです。なるほど。
熊本ラーメンの麺
博多ラーメンなど、九州の豚骨ラーメンは細麺が主流のイメージですが、熊本ラーメンは細麺ではありません。中太麺です。太めの麺を使用するのが熊本流。確かに焦がしにんにく油が加わった濃厚なスープには中太麺でないと対応できなさそう。更に固めで歯ごたえのある麺がマッチするようです。
そして熊本ラーメンでは、「替え玉」のシステムは主流ではありません。太めで延びにくい麺ですので、替え玉ではなく「大盛り」で提供するお店が多いようです。
熊本ラーメンのトッピング
ラーメンに乗せるトッピングというものは、同じご当地ラーメンでもお店によって様々だったりしますが、熊本ラーメンのトッピングはかなり定着しているようです。
チャーシュー・ネギはもちろん入っています。そこに、
きくらげ!海苔!
が「熊本ラーメンの象徴」のように入っています。外せないトッピングといった感じでしょうか。
きくらげも海苔も、ラーメンのトッピングとしてはメジャーなものですが、必ず入っているわけではありません。しかし、熊本ラーメンには必ず(言い切れませんが)入っているトッピングなんですね。
きくらげ
生きくらげの生産量は熊本県が国内1位なんです。そしてこの熊本ラーメンの濃厚スープとの相性は抜群です。きくらげの重要性が他の豚骨ラーメンに比べると増します。
海苔
海苔の生産量国内トップの「有明海」。その有明海に熊本県も接しています。熊本のラーメン店ではそんな上質な有明海の海苔を使っているお店が多いようです。
熊本ラーメン特徴まとめ
熊本ラーメンの特徴をザックリまとめると、
・独特なマイルド豚骨スープ。
・焦がしにんにく油(マー油)。
・麺は中太麺。
・替え玉文化は流行っていない。
・トッピングにきくらげと海苔はよく使われる。
このような感じでしょうか。
スープにしても麺にしても外観にしても、その風合いは何か「どっしり」とした強さを感じるラーメンのように思えます。九州で有名な博多ラーメンやその他の地域のラーメンと比べると、かなり特徴的なラーメンといえるこの熊本ラーメン。ご当地ラーメンの違いを楽しむにはもってこいのラーメンではないでしょうか。
※独自でまとめたものですので、「これは違うだろう。」というニュアンスの情報もあるかもしれません。ご了承ください。
ちなみに、そんな熊本ラーメンを通販でお取り寄せしてみました。熊本県では行列ができるほどの超有名な「黒亭」というラーメン店のお取り寄せラーメンです。熊本ラーメンの特徴を思いっきり実感できるラーメンでした。とてもおいしかったです。
熊本ラーメンといえば焦がしにんにく油。食べたい!よし通販でお取り寄せだ!
こちらの記事でその様子を細かくレポートしております。興味のある方は是非のぞいていってください!
最後までお読みいただき誠にありがとうございます。