思いきって注文してみよう!ラーメンの替え玉
ここ最近、ラーメン屋さんでやっと躊躇なく替え玉を注文できるようになったラーメン大好きの私。一人でお店に入り、メニューに替え玉の表示があれば、迷わず替え玉を試みるようになりました。こうなるまでには少々時間はかかりましたが・・・。なにせ、一人で外食すること自体苦手な私ですから。
そんな「ラーメンの替え玉」は、やはりとっても魅力的なシステムです!替え玉についてあれこれ考えてみました。
ラーメン替え玉は超お得システム!
ラーメン屋さんで替え玉が出来るところでは、替え玉の料金はとても安いんですよね。高いところでも百数十円といった感じでしょうか。10円!!なんていうところもありますし、無料ッ!!!もあります。回数制限などもありますが、平均すると100円前後で、替え玉が出来ちゃいます。
替え玉をした2杯目は、もちろん1杯目と比べて、スープの量も温度も味も落ちますが、厳密2杯のラーメンが食べられるわけです、およそ100円プラスするだけで!美味しいスープを余すことなく、無駄なく楽しめます。定食屋さんで、「ごはんおかわり自由」というサービスとはまた一味違ったシステムではないかと思います。
ラーメンの替え玉は、安くて美味しいものをお腹いっぱい食べたいという人にとっては、見逃すことのできないシステムだと思います。
大盛りではなく替え玉にするメリット
替え玉でわざわざ追加注文するくらいなら、はじめから「大盛り」でいいのでは?値段も替え玉と一緒、もしくはそれ以下のサービス(大盛り無料など。)をよく目にします。面倒くさくないですし・・・。
いやいや!これが結構な違いがあるんです。
通常で食べる1杯と、大盛りで食べる1杯。味に差が出ます。大盛りは、おそらくほとんどのお店で、麺だけが増量され、スープの量は同じだと思います。そうなると、麺がスープで泳ぎづらくなり、粉っぽさが増し、ラーメンの味を落としてしまう。そう自分は思っています。替え玉を注文し、2杯目の麺を投入すれば、大盛りと同じく、スープの味は落ちてしまいますが、最初の1杯目は、そのお店の最高の状態のラーメンを味わえる事が出来ます。
さらに、特に細麺のお店では、大盛りを頼むと、後半から麺の延びが気になってしまいます。麺硬めが好きな自分にとっては、大きな問題です。
このようなことから、私は出来るだけ大盛りを頼まず、替え玉を注文するようにしています。
ラーメン店によって替え玉の出し方は様々。
「すいませ~ん、替え玉を」と注文して、持ってきてくれる替え玉。その出し方はお店によって色々と違いがあります。
そのままダイレクトに食べていたどんぶりに入れてくれるところ。替え玉用のおわんみたいなものに入れてもってくるところ。少量のきざみネギがそえられているところ。少量のタレがかかっているところ。などなど。
同じ替え玉でも、その提供の仕方は様々です。替え玉ひとつにしても個々のお店の特徴があるんですね。
私的には、容器に入っているものを自分で投入するタイプが、なんとなく好きです。
替え玉で注文した麺は少々硬め?
ラーメン店によって、提供する「麺の硬さ」は違います。麺の硬さ指定で、やわ>普通>かた などもありますが、その硬さの基準も、お店それぞれです。「このお店のかたは、あのお店の普通ぐらいかなぁ。」みたいな。
最近、替え玉をいただくときによく思うのが、同じ麺の硬さで注文しても、ワンランク硬めに感じます。当たり前のことかもしれません。1杯目の麺は、調理過程で、茹であがったらすぐに熱々のスープの中に投入され、そこからトッピングなどを乗せる時間、テーブルまで運ぶ時間というものがありますからね。替え玉は茹であがったら、スープにつけることなく、すぐにテーブルに運ばれてきます。1杯目も替え玉の時も、同じ時間で茹でているとしたら、少し硬めに感じるのは当然でしょう。その事を計算に入れて替え玉の時は長めに茹でるというお店もあるのでしょうか?今のところ、私が行ったことのあるお店での替え玉はすべて、1杯目よりも少々硬めに感じています。
ですから、自分は、1杯目で少し硬すぎるかなと感じた時は、次の替え玉注文では、硬さ指定が出来る場合はワンランク柔らかめで注文することもあります。まあ、硬めが好きな私にとっては、少々硬すぎても気にならないんですが。
替え玉には味にアレンジ!
お気に入りのスープで、このままの味を替え玉でも味わいたいときはもちろん、そのまま食べるのが一番かもしれません。が、ちょっと飽きてきたなぁ~、全部食べられるかなぁ~、みたいな時は、卓上に置いてあるサービスの薬味や調味料を使って味のマンネリ化をなくすこともできます。
これもまた、お店によって置いてあるものは様々です。
コショウ、おろしにんにく、紅ショウガ、などなど・・・。
「ラーメンのたれ」というのを置いているお店もあります。替え玉で薄くなったスープに少し加えれば、いい塩梅になりそうです。
ちなみに、九州・博多でメジャーな豚骨ラーメンは、「紅ショウガ」がはじめから乗っているイメージが強いですが、九州のラーメン屋では卓上に置いていて、お好みで入れるシステムになっているお店がほとんどのようです。紅ショウガを入れるのと入れないのとでは、スープの味が全く変わってくるそうです。
ラーメン替え玉の歴史
ここで少し「ラーメン替え玉」の歴史について調べてみました。
替え玉という文化が、どういう経緯ではじまったのか・・・。
発祥の地は「福岡県」だそうです。時は1950年ごろまでさかのぼります。ある常連のお客さんが、「麺だけおかわりできないか?」とお店の人に頼んだことが、この替え玉システムの始まりだと言われています。
伸びやすい細麺を使用した博多ラーメンの特徴から生まれた文化のようです。納得です。
細麺は、スープがよく絡み、口に入れた時のスープ比率が高く、私も大好きです。その反面、伸びやすいというデメリットもあります。替え玉システム!根づくにふさわしい、何とも合理的な食べ方だと思います。
日頃私は、豚骨ラーメンを主流に、細麺ばかりを好き好んで食べています。ですので、ぼやぼやしてたらラーメンというものは伸びる、というイメージが根づいています。
そんな中、「二郎インスパイア系」ラーメン。野菜増しで麺までなかなかたどりつかない的な。とても話題になっているラーメン。そんなことしてたら、麺が伸びきっちゃうのでは?なんて思っていたのですが、そういうお店の使用している麺は「極太麺」。比較的伸びを気にせず食べれる麺です。だからこのようなサービスが出来るわけですね。勉強、勉強!
まとめ
替え玉について、色々と語ってみましたが、「ラーメン好き初心者」の私。替え玉注文に勇気を出さずに頼めるようになったのはごく最近です。周りから替え玉注文の声が殺到する中、頼みたいけど、頼めない自分がいました。なぜでしょうね。「通の頼み方」というイメージがあるからでしょうか!?私みたいに小心者でなければ、初めてでも、一人でも、簡単に頼めちゃうんでしょうけどね。
慣れないうちは、何かと敷居の高い「ラーメンの替え玉注文」。一度思い切って頼んでしまえば、なんてない事なんですよね。もちろんメニューに替え玉があるお店に限りますが、「すいません、替え玉!」のひと言で、この先、とっても魅力的な替え玉システムを堪能できる事でしょう!!
最後まで読んでくれてありがとうございます。