西日本でしか食べれないカップ麺「金ちゃんヌードル」徹底食レポ!
こちらのカップラーメン、「
東日本にお住まいの方はなじみの薄い、というより知らない人が多いのでは?主に西日本で販売されているカップラーメンです。九州在住の私もお店でよく見かけます。
販売当初から変わらないパッケージのレトロ感が逆にインパクトを与えるこの金ちゃんヌードルは、その歴史も古く1970年に生まれました。同じヌードルとして最も有名な「日清カップヌードル」とほとんど変わらない長い歴史を歩んでいるようですね~。
製造者は「徳島製粉」。徳島県の製粉会社です。自分の勝手なイメージで大阪のカップ麺だと思っていました。四国の徳島県です。
そんな金ちゃんヌードル。焼きそばの「ペヤング」のような立ち位置なのでは?
今となってはペヤングは九州でも食べられるようになりましたが、10数年前はお店で見つけることが出来ませんでした。TVでタレントさんがよく「やっぱペヤングが一番だよね~」と言ってるのを聞き、無性に食べたくて、東京の知り合いに送ってもらったのを思い出します。東日本で販売されていましたからね。
金ちゃんヌードルは逆の西日本!ペヤングのように販売地域の拡大となるのでしょうか!
さあ!食べましょう食べましょう。実はいつでも購入できる状況下にいる私ですが、過去に1~2度しか食べたことがありません。いつもお店のカップ麺コーナーで手に取りたくはなるのですが・・・。今回しっかりと味わってみます。金ちゃんヌードルを知らない人にもどんなラーメンかが分かるように、細かくレポートします!
金ちゃんヌードル調理開始!
フィルムをはがし、カップの蓋を取ります。中に入っているのは・・・。
かやく・粉末スープです。シンプルですね。
そのかやくと粉末スープを麺の上に開けます。わッ、粉末スープの香りが凄い。食をそそるにお
いです!
かやくの方も中々のレパートリーがそろっています。たまご・エビ・豚肉・ネギ、そして「椎茸」も入っています。ちなみにスープの原材料にも「椎茸エキス」が!日清のカップヌードルには入っていないエキスですね~。その他、魚介エキス・野菜エキスなども入っており、これもまた日清カップヌードルには入っていないエキス。特徴というものが感じられ、楽しみです。
お湯を入れて3分待ちます。
蓋がカチッと閉まるタイプ。しっかり保温できます。これもいいですね。
3分経ったらふたを開けガッツリ混ぜます。
いたってフツーな外観。これが金ちゃんヌードルです。
さあ、お味の方は?!いただきます。
金ちゃんヌードルの味わいは!
まずはスープ。
写真の見え方により、ここまで黄金色という感じではありませんが、比較的透明度の高いスープ。そして味わいの方は・・・これぞインスタント!というような感じ。奥深いものではない。しかしこれは「いい意味で」です。無理に何も飾っていないのが懐かしさをも感じさせてくれます。インスタントと割り切った味!これが旨かったりします。
醤油のコクよりもだしの旨味が先行している感じでしょうか?日清カップヌードルよりもあっさりしているようです。なるほど食文化の違いも関係しているようですね。醤油のコク・うまさを出す東、だしの旨さを出す西。まさに金ちゃんヌードルは西の食文化に合ったカップラーメンなのかもしれません。
ちなみに「椎茸の旨味成分を感じ取れるほどの食通ではない」自分ということも認識しました・・・。
そして麺。
このような感じ。徳島製粉のホームページによると、麺にも肉エキスを練り込んでいるとのこと。確かに!麺にも味わいがある。麺の方もまた本格志向を無視するような昔ながらのインスタント感。でもまたまたこれもうまい!食べながら味の鑑定をさせない王道さがあります。とりわけモチモチしているわけでもないし、コシがあるわけでもありません。あくまでインスタントヌードルの麺なんですね。麺重量72gで食べごたえもあります。
■ 金ちゃんヌードル総評!
いい意味での安っぽさ。いい意味でのインスタント感。そういうものを感じさせてくれます。食べた瞬間にハードルを下げます。しかし「旨味」というものがしっかりとあり、自然と評価が上がってしまう!そのようなカップラーメンではないかと私は思います。椎茸の旨味も陰ながら効いているのかな?飽きの来ない味わいですね。
こんな西日本限定の人気カップラーメン。関東や東北の方にも味わってほしいですね。西日本方面にお知り合いがいれば送ってもらいましょう(笑)。
もちろんネットでも買えます。
まとめて買ってシェアするのも面白いかもしれません。西日本限定のこの貴重なカップラーメンを楽しんでみてください。
最後に
金ちゃんヌードル!飾らない。シンプル。飽きない。これらが美味しさの、そしてロングセラーの秘訣だと思いました。やはりお湯を注ぐだけのインスタントには「崩さないそれなりの味」というもの大切さを痛感します。素朴がイイんですよね。
そしてスープの風味はアッサリめ。醤油のコクは飛び込んでこない。西日本向きなのかな、やっぱり。
「地域限定販売」の理由。それを考えるのもとっても面白い!食文化というものはとっても奥深い物なんですね。
今回の食レポはあくまでも私独自の見解でございます。
最後まで読んで頂いて誠にありがとうございます。