おでんこんにゃくの「切り込み」入れる入れないの味わいの差は?実験!
おでんに入れるこんにゃく。こんな感じで下ごしらえの一環として何気に包丁で入れている「切り込み」。ツルツルの表面に切れ目を入れることによって出汁の染み込みを良くする訳です。
でも気になっちゃいました。
この「切り込みを全く入れない」と、どうなっちゃうの?
試してみました!
普通に切り込みを入れたこんにゃく。
切り込みを入れてないこんにゃく。
両者をおでんに入れ食べ比べました。その様子、味わいの感想をご覧ください。
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目次
・準備!
・味わいの差は?!
・食感の違い。
・おでんこんにゃくの切り込み まとめ
準備!
このように種類・大きさ・形、全く同じのこんにゃくを2つ用意しまして、右側のこんにゃくだけいつも通り切り込みを入れます。左側はツルツルの表面です。
これにアク抜きなど一通りの下ごしらえを施し、いつものようにおでん鍋に投入。しっかりと味を染み込ませます。
更に出来るだけ条件を同じにするべく、鍋の中で2つは隣同士で煮ました。(場所によって火加減が違うので。)
さあ!違いがあるのか?!
味わいの差は?!
おでん調理が完了し、2つはこのように仕上がりました。
右側が切り込み「あり」のいつものこんにゃく。
左側が切り込み「なし」のツルツル表面のこんにゃく。
↓ 切り込み「あり」アップ写真!
↓ 切り込み「なし」アップ写真!
見た目はそのまま切り込みがあるかないかの違いだけ。でも、切り込みがある方が美味しそうな「おでんのこんにゃく~」といったルックスの差は感じます。
そして、 味わいの違いは?!
染み込み度合いが変わるというより食べるときにスープが絡みやすくなる(ラーメンみたい)といった効果なのかな、こんにゃくの切り込みって。染み込ませ具合にもよるかな?今回したおでん調理工程は一晩冷ますくらいのガッツリ染み込ませ工程。時間がなく短時間調理のときには、この「切り込み」の効果は発揮するのかも!
でもでもッ!
結論から言うと、こんにゃくに切り込みは絶対に入れ続ける!
今回の実験でそう思いました。
その理由は!
食感の違い。
どんなに染み込み具合が同じでも...。
食感が全く違う!
表面がツルツルだと、淡白な味わいに感じ、和風だしのデザートを食べているよう。染み込みがあっても深みを感じない食感になってしまいます。切り込み箇所がザラっと口にあたる状態がおでんのこんにゃくには必要のようです。
そう考えると、味の染み込みに関係なく「スープを持ち上げる効果」もこんにゃくには必要なのかもしれません。
単純に美味しい!と思えるこんにゃくは切り込みを入れたこんにゃくの方でした。
おでんこんにゃくの切り込み まとめ
どんなレシピでもおでんのこんにゃくには「切り込みを入れる」とあり、常識のように切り込んできました。今回の実験で染み込みに差を感じず一瞬、え!ってなりましたが、やはりスープを持ち上げる感じと、口触りの良さは「切り込み」ありきのメリット。必要な調理工程だと再確認できました。切り込み幅が狭いほど食感もいいですね。それほど面倒な作業でもないですし、これからもしっかり切り込んでいきます。
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