おでんは下ごしらえに力を注ぐ!こんにゃく編
おでんのこんにゃくは、 脇役ナンバーワン といったところでしょうか。他の具材にはない、プリッとした食感がおでんを飽きさせない良いアクセントになります。脇役といえども欠かせたくない具のひとつです!
そんなこんにゃくの下ごしらえについて細かくご紹介させていただきます。
こんにゃく特有のニオイさえ除去すれば、おでん出汁に馴染む美味しいこんにゃくに仕上がります。
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目次
・こんにゃくに切り込み!
・切ったこんにゃくを塩もみ!
・塩もみしたこんにゃくを下ゆで!
・こんにゃくの価格差って?
・こんにゃくを自分で作るセットが売られてる!
・おでんこんにゃく まとめ
こんにゃくに切り込み!
おでん出汁が染み込みやすくなるように、ツルツルの表面に切り込みを入れます。1枚の板こんにゃくに切り込みを入れてからカットといった手順がやりやすいですね。裏表両方に入れます。
切り込みは包丁で縦横に格子状に入れる訳ですが、「切り込み幅が細かいほど見た目も美味しそう」なこんにゃくになります。力を入れすぎるとザクっといっちゃうので注意しましょう。フォークで荒く切り込みを入れるのも簡単で便利。包丁よりも染み込みがいいかもしれません。
このこんにゃくの切り込み。入れるのと入れないのでいったいどれだけ味わいに差が出るのか?気になったので実験してみました。
→ おでんこんにゃくの「切り込み」入れる入れないの味わいの差は?実験!
同じく気になった人はこちらもご覧ください。
切り込みを入れた後のこんにゃくの切り方は自由だと思いますが、四角く仕切られたおでん専用的な鍋なら長方形に、丸い鍋なら三角に。といった切り方が、収まりがいいと思います。
切ったこんにゃくを塩もみ!
切ったこんにゃくをボウルに入れ、およそ小さじ一杯の塩を(板こんにゃく一枚に対して)振りかけ、手で塩もみします。そして10分程度放置しておけば、こんにゃくの臭み・アクが取れるんですね。
こんな感じで...。
凄い色の水分 が出てきます。こんにゃくの臭みやアクの原因は製造過程に使われる「凝固剤」なんですよね。こんにゃくを形作るための成分です。この臭いを水分と共に外に出してやる感じです。
煮込んだときにこんにゃくから出るアクの量も激減します。ひと手間ですが、美味しいおでんのこんにゃくに仕上げるならやっておきたい工程です。
塩もみしたこんにゃくを下ゆで!
塩もみしたこんにゃくを下茹でします。これで更に臭み・アクを取ります。熱湯で「2~3分」くぐらす感じで十分だと思います。
これで完璧!
塩もみと熱湯にくぐらせるセット作業で臭みがなく、出汁が染み込みやすくなるこんにゃくに仕上がります。この状態のこんにゃくをおでん本鍋に投入です!
後は思いっきり出汁を染み込ませるだけです。買ってきたこんにゃくをそのままぶっこんだものよりも格段に美味しく仕上がると思います。
宜しければこちらの記事、
→ おでんに出汁をしっかり染み込ませる最良の方法はこれだ!
もご覧ください。思いっきり出汁を染み込ませる方法について語っております。
こんにゃくの価格差って?
おでんのこんにゃくというのは、自らがうまみを出すものではなく、味を吸収してその食感を楽しむものだと思ってます。だからこんにゃくを購入するときは、ただ単にグラム数に対して価格の安いものを買っています。食感があまりにも「変」でなければ何でもいい、といった感じです。
ちなみに何ですが、
今現在よく買うこんにゃく。ドラックストアで売られているもの。200gの板こんにゃくで40円!です。私の地域でこんにゃくを最安値で買うとしたらおそらくこれ!といった商品です。
このような安価なこんにゃくで十分おでんのこんにゃくを楽しんでいる訳ですが、スーパーなどでは様々な価格帯のこんにゃくが販売されています。
そんな中、気になるこんにゃくの種類「生芋こんにゃく」!
生芋こんにゃくは普通のこんにゃくと比べ少々割高で売られているイメージ。生芋こんにゃくってどんなもんなんだ?!
ということで。
→ おでんは普通こんにゃくと生芋こんにゃくどちらが美味しい?!
という両者を食べ比べる実験なども行いました。よろしければご覧ください。
こんにゃくの価格帯は250gで100円が平均といったところでしょうか。しかし生芋こんにゃくとなれば普通のこんにゃくの1.5~2倍・3倍となり、価格も上がり、価格帯も様々です。生芋こんにゃくは地方のこんにゃく芋、地方の水などにこだわって作られた商品が多いのも特徴的です。
こんにゃくを自分で作るセットが売られてる!
こんにゃくは水とこんにゃく粉を混ぜ、凝固剤を加えて固めて作ります。
そのような、いちから作るこんにゃくが、家庭で簡単に出来る、
こんにゃく手作りセット
なるものがネットショップで売られていました。
これを販売しているお店は群馬県の大河原商店というところ。群馬県はこんにゃくの生産量第一位です。原料となるこんにゃく粉にはランクがあるようで、こちらのこんにゃく粉は「最高ランク」です。作り方マニュアルも入っているようです。
こだわりの美味しいこんにゃくを自作・追求するなら、このセットの利用価値はかなり高そうです。
おでんこんにゃく まとめ
以前は切り込みを入れて熱湯を回しかける程度で、下ごしらえを終えていました。でも、塩もみをして鍋でしっかりと下茹でをするという工程を初めてした時に、「おでんのこんにゃくってこんなに美味しいか?!」って感動しました。雑味がなく染み込みも凄いんですよね。煮込む前に余分なものをすべて出し切る!これがこんにゃく下ごしらえの目的です。我が家でこんにゃくを入れる量は確実に増えました。安いですしね。
最後までお付き合いありがとうございます。
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