おでんコラム 入れる順番について。
おでんを作りながら考えること...。
【おでんコラム その8】
入れる順番について。
お酒を飲みながらゆっくり自宅でおでん作りを楽しむ冬の趣味。そんな長時間の調理中におでんのことを色々考える訳です。
今回のテーマは入れる順番についてです。
入れる順番。
おでんのことを色々とネットで検索していると、おでんの具の「入れる順番」という情報が求められているよう。バラエティー豊富な様々な具材をひとつの鍋で完成させるおでん。各々の具のベストな煮込み時間はバラバラになるにきまってる。
毎日の夕食を出来るだけ短時間で作らないといけない、忙しい主婦の方などにとってはこの「入れる順番」というのも重要なんですね。大根や牛すじを柔らかくなるまで別鍋で下茹でなんてしている時間はない訳です。イッキに一つの鍋で仕上げる!煮込み時間1時間程度で終わらせたい!訳です。
ただ、おでん具の入れる順番。固くて柔らかくしたい大根などの食材は序盤から、さつま揚げなどは風味がスープに流れてしまうから終盤に。それぐらいだったりします。たまご、こんにゃく、厚揚げなどは柔らかい具材ですが、味を染み込ませたいので、序盤からでOK。っていうか...。煮込みすぎて悪影響なものはおでんには入れない。さつま揚げだって、ガッツリ煮込めば具自体は旨味が薄れるかもしれませんが、その分スープが美味しくなるんですよね。「入れる順番」を考慮せず、全てフルで煮る。これがおでんとうい料理の醍醐味だったりするのかな。なんて思います。しかし、変わり種として、春菊、アスパラなど火を通しすぎると魅力が落ちる「緑」で遊ぶなら、完成まじかの5分煮。こういう調整も必要だったりする訳ですが...。
カレーやシチューのように煮込んでソースやスープ状に仕上げる煮込み料理とはちょっと違うおでん料理。具単体を一個ずつ楽しむ料理ですので、この「入れる順番」というものは気になるところですが、個人的には全ての具を同時に入れたい。逆に同時に入れて支障が出る具は「おでん向きではない!」ぐらいのニュアンスでいきたい。
こんなことを考えながら今日も家庭おでん作りを楽しみました。