おでんにちくわぶを入れない地域の者がおでんのちくわぶについて徹底考察!
おでんにちくわぶ・・・。
地域によれば、ごく一般的でメジャーなおでんの具。
地域によれば、食べた事もない、ミステリアスなおでんの具。
ここまで、浸透性に地域差が出るおでんの具は他にはない!と言っても過言ではないでしょう。
私はおでんが大好きで、寒い時期になると、かなりの頻度でおでんを作っています。
しかし、私の住んでいる地域では、おでんに「ちくわぶ」を入れるという文化はありません。
実際、私も食べた事がありません。ちくわぶという存在は知っているのですが、近所のスーパーで見かけないんですよね。
興味はあるのですが、目にかからないという事で、口にする機会がございません。おそらくコンビニのおでんでも見つけるのは困難だと思います。
そんな「ちくわぶ」がよく食べられている地域と言うのが関東地域!なんですよね。人口密度の高い関東。多くの人に浸透しているちくわぶ!そのような食べ物が、なぜ全国に広がらないのでしょうか!?まさにミステリアスです。
だから私は意地でもちくわぶをゲットするべく、近所のスーパーをハシゴしました!
4件目の大型スーパーでやっと見つけました!きちんと「ちくわぶ」と書いてあります。
これが「ちくわぶ」なのか~!結構安いぞ。
さっそく、おでんをつくるぞ!・・・、でもその前に、「ちくわぶ」について色々考えてみます。
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ちくわぶの材料って何?
ネーミングや姿かたちは似ていても、「ちくわ」と「ちくわぶ」は全く別のもの。ということはよく聞きます。
ではいったい、ちくわぶの材料は何なのでしょうか?そしてどうやって作られているのでしょうか?
調べて即解決!
ちくわぶの材料は「小麦粉」ですね。
小麦粉を塩と水でこねて出来たものです。
ちくわぶとは、小麦粉なんですね。
なかなか出回っていないマイナーな食材(こちらの地域では)というものは結構高値が付くイメージですが、意外に安かった理由はこういうことなのかな?!
パッケージの裏を見ても・・・
ぎざぎざの部分で見にくいですが、原材料は小麦粉のみです。
ちくわぶの名前の由来は?
ちくわぶを知らない人が「ちくわぶ」と聞けば、その形からも「ちくわ」の事だろうと思ってしまいます。
私もそう思っていました。
しかし、全くの別物。
どうしてこんなに間際らしいネーミングなんだ?
ちくわぶの「ちくわ」はあの竹輪と関係あるの?「ぶ」ってなんだ?
これも調べてみました。
色々と諸説があるようですが・・・、
名前の意味合いは、「竹輪」とお麩の「麩」で「竹輪麩(ちくわぶ)」という事のようです。
練り物のかまぼこである竹輪の代用品として作られたとか、生麩の代用品として作られたとか・・・。
いままで、「ちくわぶ」という発音だけを耳にしており、面白いネーミングだなぁ、なんて思っていたのですが、意味合いがわかれば納得です。
ちくわぶのおでんの中での位置づけ
ちくわぶという食材は魚のすり身でもなく、お肉でもなく、野菜でもない、100パーセント小麦粉です。ですからおでんの鍋の中で旨味を出すものではなく、他の旨味を吸収して美味しく頂く部類の具でしょう。
そして、「炭水化物」です。だから、
「餅巾着」や、最近よくおでんにも入れられている「うどん麺」などと同じ位置づけになるのでしょうか?
私は、必ず餅巾着をおでんの具として入れます。炭水化物を入れることで、おでん一鍋で食事が成り立つからです。
ちくわぶは、そのような炭水化物要員として活躍してくれそうです。
では、さっそく初のちくわぶ調理開始!
パッケージの裏面を読んでみると、
下ゆでや水洗いをせずに・・・。
20分煮込んで・・・。
柔らかいのが好きなら長時間煮込んで・・・。
のような事が書いてありましたので、ごく普通におでん鍋に投入しようと思います。
真ん中に穴は開いているのかな?よくわかりません。
真空パックの袋から出してみると、ぬるっとしていてずっしりとした感じです。
例えは悪いですが、「粘土」みたいな感じです。
結構大きいので、半分に切る事に。一般的な形が分からないのでとりあえず日頃自分が竹輪を切るような感じで斜めに真っ二つ!
そしてそのまま投入です。
沸騰させない程度の弱火で煮込んでいくのですが、大丈夫なのでしょうか?
人生初のちくわぶ!とっても楽しみです。
初のちくわぶ、実食!
こんな感じに出来あがりました!
穴はきちんと開いていました。
写真やテレビで見るちくわぶもこんな感じだったような気がします。
出来あがったちくわぶをお箸でお皿に乗せるときに、「これはもしかしたら!!」
味を想像させる何かを感じました。あれだ!あれ。絶対あれだ・・・
いざ、実食!
もっちりしていて、程よい弾力もあり、食べ応えもある。のどごしはつるつる。
予感的中!
「すいとん(水団)」のような感じです。
なるほど!ちくわぶはすいとんに似ているんですね。
すいとんは野菜や肉などとぐつぐつ煮込んで食べます。味噌ベースで食べたりもします。
おでんにちくわぶ!なんとなく感じがわかりました。
美味しかったです。
しかし・・・!それと同時に自分の住んでいる地域では流行らない理由もなんとなくわかりました。
その理由は・・・。
地域によってちくわぶが取り入れられない理由!
もちろん私的な考えですが、おでんにちくわぶを入れるところと入れないところの差が明確につく理由・・・。
やはりそれは、地域による「おでんの出汁(スープ)」の違いです。
おでんのちくわぶを初めて食べて率直に感じた事は、
「日頃食べているおでんのスープではちくわぶはまかなえない!」
ということです。
ちくわぶを食するには、おでんのスープが弱いんです。
関東などの東日本のおでんのスープの作り方と、関西などの西日本のスープの作り方はどのようなレシピサイトを見ても明確に違いがあります。
東は醤油の比率が多く濃厚、西は醤油控えめであっさり。(塩分濃度はさほど変わりないようですが。)
関東地方のおでんスープの作り方でないと、ちくわぶの良さが引き立たないように感じます。
おでんのスープが濃厚な地域ではちくわぶはあり。濃厚ではない地域ではちくわぶはなし。
そのように私は感じました。
「関東おでん」や「静岡おでん」などの濃厚なおでんスープにとても興味があり作ってみたいと思っています。
その時は「ちくわぶ」を必ず入れようと思います。
ちくわぶがマイナーな地域の方でも!
近所のスーパーなどでちくわぶを見つけることが出来ない地域の方もいると思います。
でもでも。ネットで購入できます!
【オーサワジャパン】北海道産小麦使用 ちくわぶ(冷蔵) |
おでんのちくわぶをどうしても味わいたいという方は、ネットで購入もアリでしょう!
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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