鶏の旨味でおでん出汁にパンチを効かせる手羽先!下処理はしっかり。
おでんに手羽先! 入れる人にとっては王道の具。入れない人にとっては変わり種の具。その差が非常に激しいおでんの具の一つだと思います。
手羽先には「骨」が付いているので、おでんに入れるとガツンと鶏の旨味が出汁に加わってくれます。更に身は骨からスッと取れるほどホロホロになりとっても美味しい!
出汁の味を変える程インパクトのあるおでんの具「手羽先」!そんな手羽先をおでんに入れる下ごしらえなどの調理過程をレポートします。
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目次
・おでんの手羽先下ごしらえ!
・おでんの手羽先完成!そのお味は!?
・手羽先ではなく手羽中が便利かも!
・おでん手羽先 まとめ!
おでんの手羽先下ごしらえ!
スーパーで購入した手羽先。
手羽先は価格も安く食べごたえもあり、おでんの具としてありがたい食材です。
手羽先の関節部分を包丁でザクっと切り落とします。
このような状態に。
手羽先の骨の髄がむき出しになります。
切り落とす理由
骨の髄の切り口を表面に出す。
隋の切り口を出して更なる旨味を引き出します。ただ、おでんスープ全体が濁りやすくなります。気になる人は切り落とさない方がいいでしょう。
鍋の中で収まりがいい。
ブーメランのような形は場所を取り、他の具を邪魔することも。切った方が鍋の中で扱いやすいです。
食べやすい。
切り落とさなくても骨から身がすぐとれ、食べにくい訳ではないのですが、更に食べやすくなります。子供にもいいでしょう。
あと、切り落とした場合、2日目後半あたりから身がばらけたこともありました...。
手羽先を沸騰したお湯に入れ 下茹で します。。
入れた瞬間に物凄い量のアクが出てお湯が一気に濁ります。
そして最低でも 15分 は茹でます。
骨の髄の血の部分も固まってきます。
15分下茹でしたら、一気にザルにこぼします。
ザルの手羽先を流水でよく洗います。
アクや血筋をきれいに洗い落とす感じです。
これで 手羽先の下処理は全て完了! この状態でおでん本鍋に投入します。大根や牛すじに比べると時間も手間もかからず随分とラクです。
ちなみに...。
大根の下ごしらえ
→ おでんは下ごしらえに力を注ぐ!大根編
牛すじの下ごしらえ
→ おでんは下ごしらえに力を注ぐ!牛すじ編
も宜しければご覧ください。
おでんの手羽先完成!そのお味は!?
じっくり煮込んで完成した手羽先がこちら!
トロトロでとっても柔らかそうな外観。出汁も十分に吸っているようです。
いただきます!
手羽先の味は? 骨のまわりの肉ですからやっぱり美味しい!スープもしっかりと染み込んでいます。ホロホロと骨から簡単にとれる肉は、とても柔らかくジューシーに仕上がってくれました。皮のプルプルもたまりません。
おでんスープの味は? 強いコクのある旨味が加わっています。手羽先だけですので「中華風」とまではならず、いつもの和風だしとほのかに混ざりあう感じ。やっぱり美味しい!上品なスープに少しパンチを加えた味わいです。
ただ手羽先を入れると、多少「油の浮き」が増え「スープの濁り」が出ます。
手羽先という部位はどこのスーパーでも売っていて、価格も安い。手羽先を購入するならほぼ近所のスーパーでしょう。
でも スーパーでは手に入らない このような手羽先もあります。
エビス通販 といって楽天で購入することが出来るショップなんですが、このショップが凄い。宮崎県産の朝引き鶏を「冷凍しない」で届けることにこだわっているお店です。冷蔵便での配送。スーパーでは絶対手に入らない究極鮮度ということで、それだけ衛生管理も徹底している。更に凄いのが、手羽先以外にも 19種類 の鶏肉の部位を販売している所。もも・むねはもちろん、ぼんじり、肝、ハートなし肝?ひざ軟骨、肉付ヤゲン軟骨、肩小肉?...。聞いたことのない部位もあり、鶏肉全身を楽しみ尽くせる通販サイト。鶏肉好きの方ならサイトを眺めるだけでも上がると思います。価格帯も以外に安価。一度のぞいてみる価値あり!
手羽先ではなく手羽中が便利かも!
これは 手羽中。 スーパーでよく見かけますね、この形。
手羽中とは 今回のように手羽先の先っぽの部分を取り除き、更に2本ある骨の中央を真っ2つに切ったものです。手羽中1本につき骨は1本ということです。つまり手羽先の一部分なんですね。
おでん本鍋で完成させた手羽中です。
出汁にしっかりと旨味を加えてくれ、手羽中自体もプリプリに美味しく仕上がります。
手羽中をおでんの具として使うのはかなりおすすめ!です。
ちなみに手羽先の部位について。
→ 鶏肉手羽先の部位を知る。超簡単解説!
こんな記事もあります。ご興味のある方はご覧ください!
おでん手羽先 まとめ!
日本全国で見ても手羽先はまだまだメジャーな具とはなっていないようですが、入れる人は必ず入れる!といった定番にもなっている具。出汁にあたえる影響力があるので、手羽先ありなしを使い分け、様々な風合いのおでんを楽しむというのもいいですね。肉系具材として、牛すじやウィンナーだけでなく「手羽先」も試してみて下さいッ!
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