おでんの出汁が濁る理由とその対策!


おすすめまSU!

おでんの出汁が濁る理由とその対策!


おでん出汁濁る

家庭おでんをとことん追求する!
運営者 ちくわです。


各家庭によっておでんの完成度をどこまで持っていくかはそれぞれです。煮物のように具材を一気に入れてボコボコ煮込むやり方。各具材に必要といわれる下ごしらえを施し、弱火でゆっくり火を通すやり方。圧力鍋を使ったり、電子レンジを活用したり...。それが家庭おでんの醍醐味。

そんな中、今回は「おでんの出汁が濁る」といった現象にスポットを当てます。出汁が濁ろうが濁るまいが気にしない派もいるでしょうが、コンビニの様な透き通ったスープでおでんを楽しみたい派は目を通してみて下さい。出汁が濁る原因とその対策について徹底解説!




スポンサーリンク


目次

出汁が濁る理由。
出汁を濁らせない方法!
なぜ濁るといけないの?
まとめる!



出汁が濁る理由。


おでん出汁濁る

上の写真は私が作った「濁りがちな出汁」のおでんです...。


出汁が濁る理由 その1

油で揚げられた具をそのまま投入すること。
おでんの具としてよく入れられる、厚揚げやさつま揚げなどの油で揚げられた具材をそのままの状態でおでん本鍋に入れると、油が浮いて濁りの原因になります。


出汁が濁る理由 その2

肉系の具を下処理なしで入れる。
肉系の具といえば、牛すじ。そしてこの牛すじを下処理ゼロで入れると、とんでもなく油ギッシュになります。また、地域によって手羽先を入れるところもあり、これもまた下処理なしでは結構な油が浮いてきます。おでんに肉系を入れる時はあらかじめ下処理を施したいところです。


出汁が濁る理由 その3

グツグツ沸騰させる。
おそらく多くの家庭ではおでんは沸騰させてグツグツと煮込みます。これが出汁を濁らせる原因になります。上に記したように油分のある具材はしっかり下ごしらえをしても、やはり多少の油は浮きます。その状態で沸騰させ、ガッツリ煮込むと「乳化」という現象が起き、濁りのあるスープになってきます。乳化とは、本来混ざり合わない水と油が混ざり合う現象です。長時間沸騰させ続けるとこの乳化が起き、濁りのあるおでん出汁になります。まろやかな豚骨ラーメンはこの乳化から生まれます。



このような理由からおでん出汁が濁ってしまいます。

では!濁らないようにする方法は!?




出汁を濁らせない方法!


おでん出汁濁る

おでんの出汁を濁らせないようにするには、前項目の「濁る理由」に対策を打てばいい訳です。

油抜きをする!
油で揚げられた食材(厚揚げやさつま揚げなど)は油抜きをします。鍋に水を沸かし沸騰したら30秒ほど具材を泳がせれば油抜きは終わりです。ケトルなどでお湯を回しかけるだけでも多少の油は落ちますが、物足りないといったところでしょうか。濁りのない出汁を求めるなら、しっかりと鍋で油抜きしたいですね。

→ おでんに油抜きが必要な理由とそのやり方。
油抜きの方法はこちらで詳しく書いています。


牛すじは別鍋で下茹で必須!
牛すじを入れるなら必ず下処理をしましょう。別鍋で下茹でします。柔らかくするのが目的の調理工程ですが、余計な油も落としてくれます。脂を含む食材だから、どれだけ下茹でを施しても本鍋でも油浮きはありますが、下茹でなしに投入すると、とんでもないことになります...。

→ おでんは下ごしらえに力を注ぐ!牛すじ編
牛すじ下処理の方法はこちらで。


沸騰させないギリギリで火にかける!
一番重要なのはココ。油抜きをしても、牛すじの下茹でをしっかりしても、多少の油浮きは避けられないのが現状。沸騰させて乳化しないように「沸騰しないギリギリの温度を保って火にかけること」が濁らない出汁にする最大のポイントといってもいいでしょう。だから、大根など柔らかくしたい具や、しっかり熱に通したい具などは、別の鍋での下ごしらえが必要となるわけです。


このようにおでんの出汁を濁らないようにするには、中々面倒な作業をしなければいけない訳なんですが、なぜ濁らないようにするのか?次の項目で自分の考えをまとめました。




なぜ濁るといけないの?


おでん濁る

出汁の濁りについて個人的な見解です。


私もおでんを作るときにはできるだけ出汁を濁らせないように作ろうとします。沸騰させてグツグツ煮込むと、結局「お鍋」になる。全部一緒くたの味わいになり、それぞれのおでんの具単体の味わいの違いを楽しみにくくなる、といったところでしょうか。おでんは煮物やお鍋とは違う!といった位置付けで作っている方は濁らせたくないところです。ただ、完全に透き通った出汁に作り上げるのは至難の業。ちょっとグツグツ沸騰させてしまうと、ちょっと濁る。完璧は難しい...。

しかし。濁ったとて、味を損ねる訳ではないので、そこまで気にすることはないのかな。これこそ「家庭おでんのそれぞれ」でしょう。





スポンサーリンク


まとめる!


おでん濁り

お店みたいなおでんを追求するなら濁らせない!

これが結論です。

透き通った出汁のおでんはやはり「各具材の特徴」を壊しません。大根の味、たまごの味、こんにゃくの味...。各々の素材のあじわいの違いを楽しめる訳です。濁らないおでん出汁にするには下ごしらえや火加減調整なども必要で、手間はかかるものですが、おでんの魅力を追求するなら頑張りたいところです!





プロフィール


プロフィール

運営者:ちくわ
小学生の娘と息子がいる4人家族の父親。
血液型:AB型。
何気ない日常をどれだけ楽しむか!をコンセプトに、ごく普通の家族生活で関心のあるもの、使える商品、おすすめの家庭料理などをご紹介し続けるサイトです。


広告



おすすめページ


冷凍ピザ通販

話題の冷凍ピザ通販店。各々の特徴の違いを探るッ!

おでん具

おでんの具徹底図鑑!~定番から変わり種まで~

百均ルービックキューブ

百均・セリアのルービックキューブのクオリティーが高くてびっくり!

おでん牛すじ下処理

おでんは下ごしらえに力を注ぐ!牛すじ編

百均ピザカッター

百均のピザカッターは十分に使えるのか?レポートします。


全ページ一覧


↑ PAGE TOP