チキンラーメンをアレンジ!卵と爆盛海苔のチキンラーメン
2018/08/11
いつも食べている即席系ラーメンをちょっとアレンジしてもっと美味しく頂きたい!ということで、今回は「チキンラーメン」をベースとして、アレンジラーメンに挑戦です。
「Since 1958」ですか~。物ごころ付いた頃からあったチキンラーメン。今までに一体何杯のチキンラーメンを食べてきたのでしょうか?近年では「タマゴポケット」という形もすっかり定着しており、タマゴを入れずに食べるのは損した気すらします。
そんなド定番のタマゴにプラスもう一品!
「海苔」です。パリパリの「味付け海苔」です。
海苔なんてアレンジでもなんでもありません、普通にあるトッピングです。
何がアレンジなのか・・・?
「量」です!海苔の。大量の海苔で挑戦してみたいと思います。
インパクト重視ではなく、あくまで味重視。リピートしたくなる美味しいアレンジラーメンを研究することがコンセプト(一応)ですので、量の限度も自分なりに考慮。
さっそく調理開始!でもちょっとその前に・・・。
卵と海苔は食べ合わせがイイ!?
このアレンジラーメンは、たまたま卵と海苔が自宅にあったからといったものではなく、栄養面という事も視野に入れています。「卵と海苔の食べ合わせ」が良いと、何か昔から聞いたことがあるような・・・?調べてみると良い事に間違いはなさそうです。簡単にいえば、
卵⇒栄養満点。しかし「ビタミンC」「食物繊維」がない。
海苔⇒「ビタミンC」「食物繊維」がとっても豊富。
卵に足りない栄養素を海苔がバッチリ補ってくれるようです。
海苔の「だし」というものに期待!
海苔からも「だし」は出ます。2~3枚程度をトッピングとして乗せるだけではスープ自体に海苔のだしとしての影響はほとんどないでしょう。そこで大量に海苔を入れてみたいわけです。海苔の風味・旨味がスープにどれほどの変化をあたえてくれるのか?そして変化があるとすればチキンラーメンのスープに合うのか?試してみます。
調理開始!
まず「海苔」を用意します。
一袋5枚入り。食卓に並ぶごく普通の味付け海苔です。
それを・・・
3袋15枚。いやいやまだまだ!
5袋25枚!まだまだー!
10袋50枚!!!
この量でいってみようと思います。
海苔の旨み・風味が「出汁」としてチキンラーメンのスープをどう変えるか?ということが一番調査したいこと。ですので、海苔はそのままではなく、小さくきざみ海苔にして、出来るだけスープになじみやすくなるようにしました。
これだけの量を一杯のラーメンに・・・。大丈夫でしょうか。
チキンラーメンをどんぶりにイン。そしてもう一つ肝心な食材「卵」。生卵をタマゴポケット目がけて慎重に落とします。キャッチポケット!成功です。
麺のまわりに先ほどの海苔を詰め込むようにして入れます。
ネギをちらして、後はお湯待ち状態です。
お湯を入れる前、こんな感じです。
やばいです。麺も生卵も海苔に埋もれています。
ここで1点注意しないといけないこと。「お湯の量」です。
パッケージ裏面の作り方では使うお湯の量は400mlです。しかし、入れる海苔は「味付け海苔」。1枚でもかなりの「塩分」が含まれています。こんな量の味付け海苔がスープになじむと、「塩っからくなることが予想」されます。だから、お湯の量は、もう100ml増やして500mlで作ることにします。もう少し増やした方が良いのかな・・・、不安ですが500mlでいきます。
さあ、お湯をかけまーす!
と、ここでびっくり!お湯を回しかけている途中からもうすでに海苔の良い香りがふわっと鼻をつつみます。これは期待大!?そして海苔は見る見るうちに柔らかくなっていきます。
500mlのお湯をかけ終わり3分待って完成。こちら!
「インパクト重視のアレンジラーメンではない」と言いつつも、インパクト出ちゃいました。黒いです。イイ香り。さあ味はどんなことになっているのでしょうか!?
実食!
卵と大量の海苔でアレンジしたチキンラーメン!さっそく食べてみようと思います。
まず「見た目」は、先ほどの写真のように意外ととんでもない方向に行っちゃいました。自分は嫌いではないんですけどね、この黒さ。そして、海苔の間からちらっと見えるスープの色。チキンラーメン本来の黄金色ではなく、緑がかったものに変わっています。
「香り」はと言いますと、海苔の香りはお湯を注いでいる途中がピーク。いざ食べる前はそこまで海苔の香りというものは漂ってきませんが、素で調理したときのチキンラーメンそのものの香りというものもあまりしません。海苔に抑えられているのでしょうか?
今回は卵の黄身も速攻でつぶして、全部混ぜくっちゃいます。
「味」は!?チキンラーメン本来の鶏ガラスープが「キーン」とくる感じを海苔の風味がやさしく抑えているという味に思えます。見た目とはうらはらに、繊細な味で、インスタントラーメンのスープとしてごくごく飲んでも罪悪感すらなくなります。あれだけの海苔を入れても磯の風味が主張しすぎることはありませんでした。
あ、でもインスタント感を抑えてくれているのは「卵」なのか?いやでも、海苔の風味はスープの出汁として確実に影響を与えている・・・。混乱してきた・・・。落ち着いて考えて1文でまとめます!
インスタントラーメンの角を卵でまろやかにし、複雑さ・上品さを海苔の風味でプラスアルファさせた味
こう表現することにします。
メイン調査である海苔の出汁という点では、確かにスープの香りを磯風味にしていたし、チキンラーメンに変化を与えることが出来ました。「しかし、弱い。」それもそのはずです。どんなに大量に入れても、熱湯をかけるだけ。数分で食べ終わる。これだけでは海苔の出汁の旨さを感じきることは出来ないかもしれません。せめて鍋でグツグツするタイプの袋麺で試した方が良かったかも・・・。
でも美味しく食べることができました。たまに海苔が麺にからんでくる感じもグッド!お湯の量も100ml増しでちょうどいい感じでした。
美味しくなさそうな麺の持ち上げ写真だったので・・・、載せるのを戸惑いましたが、載せちゃいました。チキンラーメンって、そうとうほぐさないとうまく持ち上がりませんね。(日頃は、ほぐさず硬い状態で食べるのが好きだったりします。)
それにしても海苔って腹持ちが良いとは聞きますが、確かに。お腹一杯になりました。あれだけの量ですし。スープは飲み干せず。その残ったスープにはおそらく50枚の海苔のうちの20枚は残っていそうです・・・。
今回のアレンジラーメンまとめ
今回のアレンジラーメン。料理名は
「卵と爆盛海苔のチキンラーメン」
ということにします。
あれだけの海苔を入れても「くどさ」も感じませんでしたし、料理からかけ離れたものにもなりませんでした。海苔の風味も十分に感じれました。
卵と海苔の食べ合わせも、おそらく良い栄養分として体に入ってきていることでしょう!?
でも、このアレンジラーメン、またつくるかといえば・・・。
なしです・・・。
やっぱりチキンラーメンやカップラーメンのようにお湯を注ぐだけの調理方法では、例えあの量の海苔でも十分に出汁として旨味を引き出せていない感じです。穂のかに、という程度。海苔の出汁をしっかり味わうには、鍋でちゃんと煮込む必要がありそうです。お湯を注ぐときの香りでいけそうな予感はしたのですが・・・。
しかし、日頃の料理で海苔は「出汁」として結構使える予感!魚介系の出汁とはまた一風変わった磯の香り。海苔の出汁。もう少し勉強してみたくなりました。
最後まで読んで頂いて誠にありがとうございます。
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