セブンのカップ麺「一風堂」なぜうまいのか?徹底考察する!
セブンイレブンで販売されているカップ麺タイプの一風堂(いっぷうどう)。陳列されて結構な年月が経っており、リニューアルなどもしながら未だうまいと評判のカップラーメン。今回はこのラーメンを徹底リポートだ!
セブンプレミアムゴールド商品
一風堂 赤丸新味
お値段 321円(税込)
内容量 127g(めん70g)
カロリー 491kcal
※20223年6月現在
目次
・そもそも「一風堂」って何?
・一風堂カップ麺。調理開始!
・一風堂赤丸新味。味わいはどうだッ?
・感じたことをコラムる!
そもそも「一風堂」って何?
セブンイレブン監修のカップ麺という前に、
一風堂
という実店舗のラーメン屋さん。
どんなラーメン屋さん?
白丸元味
(出典: 一風堂ホームページ)
赤丸新味
(出典: 一風堂ホームページ)
ルックスはこのようなラーメン。
上の写真「白丸元味」読み方(しろまるもとあじ)
下の写真「赤丸新味」読み方(あかまるしんあじ)
この二つのラーメンが2大看板メニューです。
一風堂は福岡は博多に本店を置く博多とんこつラーメンのお店。ラーメン好きなら全国でも知らない人はいない超有名店なんですね。
一風堂の「特徴」はズバリ!
豚骨スープに臭みがない。
豚骨スープがまろやか。
豚骨のうまみを極限まで引き出しつつ、くさみを極限まで抑えたシルキーマイルドなスープをもって豚骨嫌いな人をも魅了させる博多とんこつラーメンです。
で。セブンイレブンがピックアップしたのが、焦がしにんにく油・辛みその「赤丸新味」という訳です。
では!しっかり観察しながらいただきましょう。
一風堂カップ麺。調理開始!
蓋を開けると中にはこのようなものが入っています。
かやく入り粉末スープ
液体スープ
黒香油/辛みそ
チャーシュー
です。
コラボラーメンらしく色々入ってる。そして黒香油や辛みそという調味料の量もしっかりと多いぞ。
麺はこの様。かなり細いです。やはり博多とんこつは細麺ですね。
かやく入り粉末スープとチャーシューを麺の上に開ける。具は「ネギ」「きくらげ」「チャーシュー」ということですね。分厚いぞ!チャーシュー。カップラーメンとしては中々の存在感。
熱湯を注いで液体スープと黒香油/辛みそをふたの上で温める、こんな感じで。油分が溶けて、しぼり出すときスムーズに出てくれます。3分間待ちます。
で!完成だ。
見栄えのために美味しそうに盛り付けたかったが、伸びやすい細麺博多ラーメンにそんな時間はない!悪しからず。スープが白い!見るからにミルキーそうな豚骨スープです。更に焦がしにんにく油の真っ黒感、辛みその真っ赤感とのグラデーションが食欲をそそります。
頂きます!
一風堂赤丸新味。味わいはどうだッ?
まずは、黒香油と辛みそを混ぜ合わせていない状態の基本スープだけの味を見る。豚骨臭はあまりないのに豚骨の旨味はしっかりとある!角の立たないまろやかな舌触り。うわさ通りのお店の特徴を再現したスープといえそう。うまいな~。「粉を溶いただけのスープ」とは思えない味わいも素晴らしい。
全て混ぜ合わせた状態のスープを頂く。土台となるまったりとした豚骨スープに「黒香油の香ばしさ&マイルド感」「辛みそのコク&アクセント」がからみつき、かなり複雑な味わいとなります。ただ濃厚なだけではない奥深さ。更にインスタント感も極めて抑えられてくる。これはカップ麺の味わいじゃないぞ!完成度の高さにびっくり。
麺はこちら。細麺です!この麺もまた本格的。乾麺なのに本物っぽい小麦粉の風味を感じます。お店の麺とインスタントの麺の差は科学の力で日に日になくなっていくのでは...?そんなことも考えたくなる麺です。1分待ちのバリかたでも良かったかな。
チャーシューです!カップラーメンのチャーシューにしては肉肉しく厚みもあり、リッチめなトッピングといったところ。味自体はさすがに本格的ではなくインスタント的ですが、美味いんですよね、インスタントっぽくても。
<セブンイレブン一風堂赤丸新味総評>
セブンイレブンのカップ麺「一風堂赤丸新味」
感じたことをコラムる!
私は基本、カップ麺や袋麺は、どこどこ監修のような「本格志向的」なものではなく「インスタント丸出し的」なものを好んで食べがちだったりします。カップヌードルやチキンラーメン、金ちゃんヌードル(これは西日本だけか?)といった類。本物のラーメンに近づけようとしているインスタントよりも、割り切ってザ・インスタント!というものの方が、結局末永く食べていられるですよね。やっぱりこれだね!なんて言いながら。
しかし!今回の思いっきり本格志向系一風堂のカップラーメンにはやられました。美味しい美味しくないの比較対象は、他の「カップラーメン」ではなく「ラーメン屋さんのラーメン」といっても過言ではないかも...。さすがにラーメン屋さんには勝てないとは思いますが、カップ麺の域を越してる。間違いない。そんなカップラーメンでした。一風堂実店舗のラーメンは昔に一度しか食べたことがないので「再現度」は語れませんが、カップラーメンとしての「完成度」はとてつもない物のように感じました。
お店のラーメンと比べるとなると、お値段的にはかなり優位です。この先どんどんインスタントラーメンが研究され進化していけば、新しいラーメン文化がおとずれたりするのか...!?そんなことを考えさせられる一杯でした。
最後までお付き合いありがとうございました!
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